豊かな自然と文化、そしてアロハの心にふれるハワイでの学びの旅
ハワイ-東北レインボー・プロジェクト“ハワイ教育ツアー”
第4回ツアー参加者募集のご案内「ハワイの人々のアロハの心を伝えたい」という思いを持つハワイの有志が集まり、先の東日本大震災で被災した子どもたちならびに、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で避難している子どもたち(主に中学生)に対象に、2011年夏に本プロジェクトの前身である“Rainbow for Japan Kids”がスタートしました。これは、未来を担う青少年達を自然豊かな癒しの島、優しい心溢れるアロハの島「ハワイ」へ招待し、ハワイの人たちと交流し、いろんな経験を通じて、たくさんのことを学んでいただくプロジェクトです。
“Rainbow for Japan Kids”プロジェクトは、2011年7月に第1回を実施し、一昨年(2016年)夏までに計10回にわたり、194名の中学生がハワイに招待されました。そして2016年秋に新たな実行体制を作り“Rainbow for Japan Kids”の使命を引き継ぎ、“ハワイ-東北 レインボー・プロジェクト”の名称で新たに高校生を対象としたハワイ教育招待旅行を再スタートしました。
ハワイの自然や文化、日本との交流の歴史などを学習し、ハワイのさまざまな人たちと交流することで広い世界に目を向け、夢や希望と共に未来に向かって強く歩いて行けるようにと願いを込めて作った企画です。
事前学習
今回の事前学習では、世羅町に来日されたタジマ校長先生や海外研修のお世話をいただいているHGEFの宮原さんと一緒に交流会を開催することができました。交流会では、本年度海外研修に参加する生徒が昨年度海外研修に参加した先輩たちと一緒に、英語による自己紹介を行ったり、「世羅町歌と踊りを愛する会」の皆さんのご協力をいただいて、せらまち音頭を披露したり、一緒に椅子取りゲームなどをして、楽しいひと時を共にして相互理解を深めることができました。
また、その後の自前練習では、ハワイ歴史・文化・平和、英会話練習、ニウ・バレー・ミドルスクールでのプレゼンテーションの練習等、計4回実施しました。生徒たちは交流会や自前研修を重ねることで、ハワイ研修への自覚を持つことに繋がり、各自の研修テーマが明確となり、決意や期待に満ちたものになりました。
今後に向けて
今回海外研修を通してニウ・バレー・ミドルスクールの子供たちは、いろんなおもてなしで、せらの子たちを暖かく迎え入れてくれました。10月には、その際に交流の中心となってお世話をしてくださったウワイネ先生や2名の子供たちが世羅を訪れてくれました。そして、今度はハワイでお世辞になった海外研修に参加した子どもたちが、その時のお礼に、2名の子どもたちをリーダーとして校内を案内したり様々な交流会を企画・実施したりしてくれました。
まさに、海外研修の取り組が、国境・人種・文化・言葉などの壁を超え、学校間の大きな交流の輪へと広がってきています。子ども議会で提言してくれた一人の中学生の思いが、今世羅町とハワイの多くの人々の心をつなぎ、大きく花開いてきています。そのすばらしい瞬間に立ち会うことのできた喜びを、改めてかみしめるとともに、今後の更なる発展につなげていかなければならないという責務の大きさを感じています。
終わりに、ニウ・バレー・ミドルスクール、ホストファミリー、ハワイ広島県人会、HGEFの皆様、そしてさまざまな面で支えて下さった町内関係者の方々など、多くの皆様に支えられて今年も充実した研修ができたことに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
世羅町中学生海外研修
団長 吉田 光範今年度は、6月に初めてニューバレー・ミドルスクールから、2名の生徒さんがホームステイに世羅町にお出でになりました。
生徒が一番楽しみにしていたホームステイも、身振り手振りを織り交ぜた英語でのコミュニケーションを取る中で、家族との触れ合いを深め、異文化に触れることができ、生徒たちも充実した生活を送ることが出来たようです。また、平和について多くのことを学び、感じ取ってきたことが、帰国後の報告を聞くと分かりました。多くのことを感じ学んだことが、世羅町に帰ってきた時の様子でわかり、一回りも二回りも成長したなと感じることができました。
世羅町中学生海外研修 実行委員長あいさつ
実行委員長 只野 善信皆様のお力添えで、生徒達にとって、いろいろなことを学ぶことができた貴重な経験になりました。
以下は、二人の生徒達の旅行後の感想です。
「ルーズベルト高校を訪問し、お互いの国についてプレゼンし、お土産も渡しました。言葉の異なる人とコミュニケーションをとることが、こんなにも難しくて緊張するのかと驚きましたが、伝えたいことが相手に伝わったとき本当に嬉しくて、もっとコミュニケーションをとれるようになりたいと思いました。言葉が通じない大変さを知るとともに、当たり前に使っている言葉の大切さを知りました。またハワイに行きたいと思いました。」
「今回のハワイへの旅は『楽しい』を通り越して、『幸せ』なものでした。今までこのようなことをあまり感じたことはありませんでした。『楽しい』の上に、『幸せ』というものがあるということに改めて気づかされた旅でした。僕にとっては、今回のハワイが人生初の海外でした。今回初めて『海外』『世界』という経験をしてみて、世界は広いなぁと思いました。そして、もっと世界に触れてみたいなと強く感じました。僕はまだ16歳です。これからまだ人生は長く長く続いていくと信じて、いろんな国に行ってみたいと思います。当然のことですが、自分の知らないところには、自分の知らないものがあります。自分はまだ『井の中の蛙』です。いつか『大海の味』を知ることができるように、勉強に部活動に、自分の周りにあるものから全力で取り組んでいきます。」
他の生徒たちも、ルーズベルト高校の生徒さんとの交流に刺激を受け、もっと英語の勉強を頑張りたいと申していました。
生徒たちが大きく成長する貴重な機会を提供していただけましたこと、改めてもうしあげます。
愛媛県立松山南高等学校
教論 高宮 佳子(抜粋)ハワイ・グローバル教育財団
局長 宮 原 まゆみ 様宮原様はじめハワイ福岡県人会の皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、2014年度グローバルステージin HAWAIIでは、ご多忙中にも関わらず、素晴らしいプログラムを作り上げて頂き、誠にありがとうございます。海外で活躍する福岡県人・日系人・日本人と出会い、参加者たち大いに刺激を受けたようです。このプログラムが出来上がるまでには、並々ならぬご苦労があったと思います。改めて深く感謝申し上げます。
プログラム参加者達は、今まで知らなかった移住の歴史や、皆様の永年のご努力により、それぞれの地域において確固たる地位を築かれておられますことに深い感銘を受け、出発前に設定していた目標以上のことを学び、見聞を広めることができました。
また、県人会員、ホストファミリー、大学生など、多くの皆様との交流の機会を待つことが出来ましたことは、福岡県と貴件人会との友好と信頼の絆が更に強く結ばれたものであると確信し、今度は、プログラム参加者が両国の架け橋となる、さらなる交流が期待できるものと大変嬉しく思っております。
宮原様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げ、略式ながら書中にて御礼申し上げます。
グローバルステージ in HAWAII 団長
(公益財団法人福岡県国際交流センター事務理事)
田中駿太宮原 まゆみ 様
長岡市教育委員会佐藤伸吉です。
この度のホノルル訪問では、大変お世話になり、ありがとうございました。
青少年平和交流プログラムの重要な内容である平和・未来シンポジウムの日程・内容や長岡の中学生の施設見学先に協議させていただき、基本的な方向性を決定できましたことを、大変ありがたく思います。とても有益な打合せをさせていただきましたことに、宮原様、大西様をはじめ、とりわけホーキンス様太平洋航空博物館のスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後、青少年平和交流の最終的なプログラム作りのために、さらに協議が必要と存じますが、引き続き皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
長岡ホノルル平和交流記念事業が両市の友好を深め、慰霊の思いを共有し、平和のメッセージを世界に発信する素晴らしい機会となり、大成功を収めることを確信しております。皆様と一緒に仕事をさせていただくことは、私どもにとって素晴らしい体験であり、この上ない喜びであります。
8月に再びお目にかかれますことを楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
長岡市教育委員会 佐藤 伸吉
宮原様、
新年を迎えると共に、皆様には私共のチームをサポートして頂き誠にありがとうございます。御礼が遅れてしまい申し訳ございません、先セメスターは嵐の様に忙しく、お返事が今までかかってしまいました。
いつも「Sharks」をサポートして頂き、本当にありがとうございます。皆様の支援により用具、人員募集、設備・コーチングが充実し、ハワイ・パシフィック大学の伝統あるクラブ活動を支えて頂いております。ハワイで全4校しか大学連合協議を行っておらず、皆様の支援により、この世界にも認められているプログラムを続けることが出来ております。
皆様の支援を心から感謝申し上げます。
私共は誇りを持ってハワイ・パシフィック大学代表を務められますことは、ひとえに皆様のご支援の賜物です。私共のチームを支えていただいている皆様のためにも、これからさらに精進する所存でございます。ハワイ・パシフィック大学
運動競技部 会長
ヴィンス・バルでモアハワイ・グローバル教育財団
宮原 まゆみ 様
ニッキー トンプソン様宮原様、ニッキー様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度ハワイ州訪問では、福岡県議会訪問団に対してきめ細やかなご配慮を賜り、心より御礼申し上げます。事前準備の段階から、訪問先へのアポイントや行事の日程調整、サレには訪問時の進行、通訳、コーディネート等、多岐にわたるご尽力いただきましたことに、改めて深く感謝申し上げます。
お陰をもちまして、大変有意義な訪問となり、無事に所期の目的を果たすことができました。ありがとうございました。
盟約35周年を迎え、私どもは、これまで先輩諸氏が培ったハワイ州との友好親善を維持し、されに促進して参りたいと考えております。宮原様、ニッキー様には、今後とも、ご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。
終わりに、お二方のますますのご健康とご活躍を心からお祈りいたしまして、略儀ながらお礼にかえさせていただきます。
福岡県議会議長
中尾正幸